不妊治療の保険適用
かなりご無沙汰してしまいました。
第二子の妊娠も8か月を迎え、切迫早産と付き合いながらも元気に過ごしています。
菅さんが「少子化対策のために不妊治療の保険適用を進めたい」と会見で言っていたのを聞いて私も不妊治療で二人の子どもを授かった当事者として色々考えたのでまとめたくなりました。
日本の不妊治療で負担する費用は先進国に比べて多額です。
それは助成金がわずかなことや、所得制限があること、また、遠回りな治療がダラダラと継続されることに原因があると本で読みました。
不妊治療の保険適用が認められれば、所得制限もなくなるでしょうし、3割負担となることで、金銭面のハードルが一気に下がることでしょう。
不妊治療が日本であまり進まない原因の1つはやはり金銭面でしょうから、この障壁が下がるのはとてもいいことだと思います。
菅さんにはぜひ最後までやり抜いてほしい!
エールとともに他の課題についても並行して解決してほしいのは、
・不妊治療は当たり前の選択肢という世の中にする
・年齢との勝負であることを今以上に知ってもらう
保険適用になることで不妊治療の選択肢は身近なものになると思いますが、
まだまだダブー視されている状況は否めないと思います。
今回も反響をツイッターで見る限り、「散々遊んだり仕事を優先したツケを保険適用にするのはおかしい」「酒タバコが原因なのに」などの意見があり、悲しくなりました。
20代をどう過ごすかはその人の自由、この時期に自分のやりたいことに挑戦しないで子作りすることを誰が強制できますか?
酒タバコのエビデンスは?
不妊に悩んでいる方への完全な偏見ですよね。
年齢との勝負であることを今以上に知ってもらう必要があるのは、今回の不妊治療の保険適用で日本国内の不妊治療の認識が誤って「不妊治療が万能」と伝わってしまうリスクを恐れています。
結局、40歳に近づけば近づくほど、治療の成功率は下がり、結果的に心身ともに疲れ果てていきます。
例え授かれたとしてもハイリスクな出産であることは間違いなく、生まれてくる赤ちゃんの障害リスクも上がります。
不妊治療の保険適用、とてもいい政策です。
だからこそ、不妊治療に蔓延る他の課題も一緒に解決していけるよう、ぜひ頑張ってもらいたいですし、私も何かできることがないかなーと動き出したい気分です。
性教育に結びついていくのかな?なんて思ったりもしてます。
子どもを育てている様々な分野の情報にアンテナが立ち、人生が豊かになるなと改めて思います。